森とふれあう市民の会とは

会設立の背景、経過

森とふれあう市民の会

本会の始まりは平成14年に、日本各地の社寺に残る鎮守の森を再評価し、自然を大切にした日本古来の文化・伝統を探る社叢(しゃそう)学会が、桜井市をはじめ鎮守の森のルーツとされる全国6ケ所の自治体を調査地域としてに指定したのがきっかけです。

この調査に市民ボランティア約30名が協力。数々の貴重な巨樹や古木、歴史伝承、文化などを再発見、再認識するまたとない機会となりました。それらを一過性の調査結果に留めず、市民とともに地域資源として護り育む母体として、平成15年4月に森とふれあう市民の会が発足しました。

会の特徴・誇れるもの

本会は、具体的な活動として、

・例会(年4回)の「鎮守の森を観に行こうかい」

・年1回(夏)の小学生を対象とした「みんな森で遊ぼう!」

を行なっています。

市政だより「稚桜」やホームページなどで広く市民(県民)に参加を呼びかけています。例会はそのつど、往復はがきの申し込みをすることで、歴史、文学、考古学、自然、植生などの深い知識をもつ専門家の、解りやすい解説を受けながら、ウォーク。世代間交流や適度な健康づくりも兼ね一日有意義に過ごせるところが特徴といえます。

また、子どもたちを対象とした夏休みイベント「みんな森で遊ぼう!」は、少しでも自然や歴史のもつ面白さや楽しさを体験し、豊かな自然と郷土に親しみ愛する心を育むことを目的として行っています。

現在までに例会は50回以上を数え、市内はもとより、市外、県外からも参加されています。参加費は資料代・保険代・入場料などの実費で、「こんなに安くて贅沢な催しはない」と言われるようになりました。

こだわりをもってやっていること

「鎮守の森を観に行こうかい」は年配の方の参加者が大勢おられることもあり、無理をしないようなコース、毎回今まであまり知られていなかったコース、歴史や自然の面で新しい見どころを盛り込んだ実施計画を立てています。

「みんな森で遊ぼう!」の催しも小学4年生から6年生が対象で、毎回興味をもって参加できるように開催場所を変え、体験学習などのプログラムもその都度工夫を凝らしています。

工夫していること

例会では、少しでも自然や歴史などに興味や関心をもって頂くために、その都度資料を作成し、自然に関しては、学びのまとめとしてそのコースで観察できる植物などを取り上げ、「植物面白クイズ」を7~8問プリントしてお渡ししています。また、小中学生の参加を増やすために参加費を無料にしています。

課題

気軽に参加して頂くことをモットーとしていますが、参加者に年配者世代が多いなど偏りがあり、もっと小中学生の参加や親子の参加者が増えるような内容にしていくことが課題です。小学生から年配の方まですべての世代がともに歩きながらさまざまな話題について話し合う世代間交流の場としても会の意義も高まっていくものと考えています。人生の先輩の方からいろんなことを子どもたちや若い世代の人たちに伝えて頂けることも多々あると思います。

森とふれあう市民の会

顧問 大脇 潔(元近畿大学教授)

代表 吉堂求
副代表 新井博子、橋本輝彦

奈良県桜井市三輪354 (三輪座内)
電話番号 0744-49-3818 
FAX 0744-49-3831

 

JR桜井線三輪駅に近い三輪座内に活動拠点をおいています。三輪駅前の観光案内を兼ねた店舗も三輪座と連携しています。

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